国際児童青年精神医学会学術大会への参加
2022年12月、国際児童思春期精神医学会の大会に参加するため、ドバイに行って参りました。
(写真左→右 会場近くのホテルのラクダ像、学会会場、最寄駅からの景色)
この学会は、世界中の小児科医や精神科医、心理士などが一堂に会し、児童、思春期の子どもに対するさまざまなケアについての知識や情報を共有する学会です。今年はドバイが会場ということで、アラブ系やインド系の方がとても多かったので、お話ししたことのない国の専門家ともお話することができ、各国の状況を知ることもでき、とても勉強になりました。
今回はADHDのワークショップの参加がメインでしたが、神経発達症に対するさまざまなデジタルケアについての講演をきいてまいりました。
コロナ禍を経て、子どもへのメンタルヘルスのあり方も様随分見直されているようでした。とくにデジタルコンテンツを使い、遠い病院に通わなくとも専門的なケアをうけられるよう、整えていくにはどうしたらよいか、ということがホットトピックのようでした。
アプリやビデオシステムを使った診療は、さまざまな工夫を凝らして開発が進められていますが、まだまだこれから整えていかなければならない課題が多いようです。
例えば、オンラインのケアは多動の子は落ち着いて画面の前にいられないことや、眠くなってしまうこと、感覚過敏の子にとって画面が慣れないことなどです。
しかし、確実にこれから考えていかなければならない分野で、当オフィスでもいろいろと取り入れたいと考えています。
ぎちぎちのスケジュールだったため本物のラクダはみられませんでしたが、とっても勉強になる学会でした。